がきでか!第14回 『∀ガンダム より「月の繭」』
最近暖かくなってきて、ついつい
「我が世の春が来たァ!!」
と口走ってしまいますね。
こんにちは。おりうです。
がきでか!第14回です。
今回ご紹介するのは
∀ガンダム より
月の繭
です。
曲の話
歌っているのは、奥井亜紀さんです。「魔法陣グルグル」など、90年代のアニソンで有名ですね。
また、∀ガンダムといえば
昭和のアイドルが歌う
「ターンエーwターンwwターンエーwターンww ターンウェェェェェwww」
とか
後期オープニング曲の
「セチュリカーラーwwミリオカーラーww アカイアカイハナビラヨォwwwアオイアオイハネニナーレェw?ww??www???」
がすごく有名だったりしますが、私は「月の繭」の方が好きです。
曲の持つ、静かだけど荘厳な雰囲気が月の夜っぽくていいと思います。
オヒケェナスッテ
アニメの話
∀ガンダムといえば、ドアップになるとやたらかっこいいガンダムで有名ですが、物語も面白いです。
「ガンダムにはおヒゲはありますか?ありません!(断言)」なんてこと言う女王様もいますが、自分は好きですね。
キャラクターが魅力的なんですよね。
主人公のロランなんか、ガンダムの主人公の中では一番マトモなんて言われてる一方で女装がべらぼうにかわいいし。
その他も
縦ロールのお嬢様に飽き足らず、すぐ泣く軍人と阪神ファンのグラサン、目のクマがすごい幼女、上裸のヒッピー、男の娘にゾッコンな御曹司、御大将
などなど、バラエティ豊かです。
あとは、∀ガンダム特有の
「カァン!」
とか
MSが走るときの
「スィーンスィーンww」
みたいなSEも好きですね。
六甲おろしを一曲お願いしたい。
曲とアニメの話
「月の繭」ですが、最終回に流れるものが一番好きですね。
∀ガンダムの最終回はガンダムシリーズの中でも屈指の熱さなのです。
地上での最終決戦→ラスボス(御大将)との問答とMS一騎打ち→憎めないキャラの絶妙な援護と死→ラスボス(御大将)との生身での一騎打ち→愛機との別れ→戦いのその後
みたいな。
この盛沢山な内容を30分にまとめるんですから、富野御大ってやっぱすげぇ。
主人公とラスボスの問答からも、主人公がしっかりと自分の意志を持って戦っているのが分かります。
ロランも、初期はなし崩し的に戦っている感が否めないのですが、「ムーンレィスと地球人の戦い」「機械と人」に、自分なりの明確な答えを持って最終決戦に臨んでいます。
で、「月の繭」は戦いのその後のシーンでずっと流れているんですが、これがまたいいんですよ。
しっかりとその世界のその後を描いていると思います。キャラがそれぞれどんな道を歩んでいるのか想いを馳せることができるのがいいですね。
その後では、主人公のロランはあくまで脇で、ソシエ、キエル、ディアナに焦点を強めています。
あまり長々と書くのもアレなので、こちらの動画をおススメしときます。
…まぁ、ここまで書いておいてなんですが、少し不満点もあるんですよ。
「月の繭」が流れ終わって、ロランの「また明日」というセリフで物語は幕を閉じるんです。
で、そこから最終回限定エンディングの「限りなき旅路」に入っていくんですね。
それはいいんですよ。
ただ、ロランがセリフを言った後に
「シーッシッシイッシッシ、ヤーッセッセヤッセッセ、シーッシッシイッシッシ、ヤーッセッセヤッセッセ」
ってBGMが流れるんですよね。
これ、いる?
せっかくきれいな終わり方でスッキリ爽快な鑑賞後の余韻を残してくれそうなのに、
「シーッシッシイッシッシ、ヤーッセッセヤッセッセ、シーッシッシイッシッシ、ヤーッセッセヤッセッセ」
とかいうわけのわからないBGMが見事に余韻をぶち壊してくれます。
「ん?なんだ今の?なんの意味が?」っていう雑念を残す結果になっています。
本当に、富野御大の考えることは全く分かりません。
なんなんすか、あんた。
まぁ、∀ガンダムがおもしろいことには変わりないので、今でも大好きな作品のひとつです。
いちばんかわいいヒロインはカプルですね。
では。