【良かれと思って】「MIRAI2061」の文字起こしをしてみた。
前回
の末尾にて、唐突なお役所批判を繰り広げたので、今回はそのアンサーとして、
「MIRAI2061」の全編文字起こしをやってみました。
耳が不自由で動画が満足に楽しめない方、歌を一緒に口ずさみたい方に少しでも喜んでいただけたらと思います。
(こんなこと書いといて、字幕バージョンがアップされてたら恥ずかしいどころじゃすまないですね。早とちりすぎ。)
ミュージカル動画なので、ドラマパートと歌パートが入り混じっています。
便宜上、太字を歌パートとするぞ。
そんじゃあ、行くぜっ!
ひかり:みらいちゃん、待って!
みらい:おばちゃんはやく!
ひかり:はいはい、未来はいつも早いんだから~。
みらい:ねぇねぇおばあちゃん、そろそろお昼にしよう?
そうだ、「クリームボックスひとつ」
3,2,1 来た!
これこれ!
ひかり:すごい時代になったものよね。
みらい:やだわ、おばあちゃん。このくらい当り前よ、このご時世
ひかり:うふふ、そうね。私もすっかり、SFの住人ね。
当たり前のこと、でもちょっと私にとって、未来はすこしフシギ
ひかり:あの年、ふるさとが大怪我をしたの。知ってるわよね?
あれは、あなたのお母さんが生まれるちょっと前。
失われてしまった、たくさんの光、見えないものに、かられた不安
どうしたらいいか、分からなかった、人と人
ひかり:私がおじいちゃんと出会ったのは、それから少し経ってから。大好きよ、今でも。
お酒とお寿司が大好きな、弱さを知ってる強い人
そしてあなたのお母さんが生まれたの
ひかり:まさかこんな日が来るとはね~。
当たり前のこと、でもちょっと私にとって、未来はすこしフシギ
ひかり:故郷が大怪我をした後、みんなで一生懸命頑張ったわ。世界もどんどん変わっていく。
ほら、あなたのお母さんがちょうど、今のあなたと丁度同じ歳のころ。
みらい:え!?あの子ママ?
事実を見つめて、知識を備えて、助け合い、支え合った日々
前を向いて、溝を埋めた、人と人
ひかり:そしてお待ちかね!
あなたのお母さんが恋をしたのは、
パンとカフェオレが大好きな、弱さを知ってる強い人
そしてかわいい、あなたが生まれたの
ひかり:え!急展開!
看護師:かわいい女の子よ!
晴暁 :この子は、俺たちの未来だ!
ひかり:あの年、ふるさとが大怪我をしたの。
時間をかけて、長い作業を重ねて、発電所もやっと眠りについたわ。
明日は来ないかもしれない。
そう思いながら、大事に大事に、1日を歩いてきた、人と人
(ラップパート)
明日浜通り吹いた風が中通り通り会津地方へ
昨日笑った笑顔が今日通り越してまた明日へ
私今日もここで笑ってる
おばあちゃんがくれたカフェオレとお菓子
ママも踊るように歩む毎日
2人の未来に揺られ一緒に笑って
お寿司とカフェオレが大好きな、おばあちゃんの大事な孫娘
あの時の私に似ている
あの歌を教えてあげたいな
私を笑顔にしてくれた歌、ねぇ一緒に歌いましょう!
lalala...
ひかり:おじいさん、楽してないで、さっさと出ていらして!
みらい:おじいちゃん、見つかっちゃったね。
太洋 :あ、いやいや、楽しちゃってごめんなさい、ほんとに申し訳ねぇ。いやいや大変だ。
ひかり:もうあなたったら~
太洋 :ごめんなさい...ほんじゃあ、気を取り直して、いくべ!
はいっ!
lalala...
あなたは少しフシギ
lalala...
未来は少しフシギ
未来はこんな感じ、多分ね
はい、如何だったでしょうか。文字起こしって結構難しいですね。
特に、西田敏行は「何言ってるか聞き取りずらいけど言ってる意味はなんとなくわかる」喋り方をするので、難しかったです。
歌詞をご覧になって、如何でしょう。
歌自体はそこまで長くありませんが、福島県の「これまで、今、これから」を見事に表現していると思います。
もちろん、メロディーもさわやかでいいですね。
この文字起こしをしようと思い立ったのは、僕自身も、福島県PRの担い手であると考えたからです。
行政だけに自治体PRの全てをやってもらうのには限界があります。
行政側が繰り出したPRのアイデアを生かすのも殺すのも、県民、市民がそれを応援するかどうかに左右されると思います。
自治体のPRの担い手は、市民であることを忘れないようにしたいですね。
それを踏まえたうえで、僕が手っ取り早く協力できるとしたら、このくらい些細なものです。
豆鉄砲並みの支援射撃、自己満足に過ぎないのかもしれません。
それでも、「居ても立ってもいられなかった」のです。
ちなみに、メイキングもあるよ。
ちなみに、歌の元ネタはこちらです。こっちもいいですね。
さいごに
2016年4月14日に発生した熊本地震から、今日で2年になります。
東日本大震災のときも、熊本県をはじめ全国各地から暖かい支援をいただきました。
本当にありがとうございました。絶対に忘れません。
熊本地震の犠牲となられた方々に、哀悼の意を捧げます。