新卒入社シーズン到来ということで、『人材は「人財」』について考えてみた。
こんにちは。おりうです。
もうすぐ4月、新生活の匂いがそこらじゅうでしてきます。
最近、私の住む賃貸アパートにも、新卒とおぼしき若者が引っ越してきました。
今日は就活についてちょっと書いていこうと思います。
今回は、毒吐きます。
私自身も、就活を経て会社員となり、企業の歯車として身を粉にした一人です。
就活懐かしいです。
恥ずかしながら、私は「周りのみんながやってるから俺もやらないと」というノリで就職活動をしました。
無論、悪名高いリク〇ビやマ〇ナビに登録し、みんなと同じようなスーツを着ました。
説明会なんかに行くと、採用担当者の話に頷きすぎて、首が痛くなったものです。
これには、共感される方も少なくないんじゃないでしょうか。
就活を進め、たくさんの企業を見ていく中で、よく目(耳)にする言葉があります。
『人材は「人財」』
社員を企業の部品、消耗品(材)としてではなく、資産、かけがえのないもの(財)として、大切に扱う…ということだと思います。
パッと見、いい言葉ですよね。
ただ…個人的にこれ、地雷ワードだと思っています。
この言葉自体の胡散臭さもさることながら、この言葉を中心に掲げている企業もまた胡散臭いんですよね。地方の中小企業に多いです。
いかにも、耳障りのいい言葉を使って、無垢な就活生を捉えてやろう…実態とは関係なしに。みたいな魂胆が透けて見えるようです。
そういう小細工に堕している時点で、他にアピールポイントが無いことの証左です。
事実、『人材は「人財」』なんて言葉を使っている企業の労働条件が、大企業と比べて良かった試しがありませんでした。(例外はあるんでしょうが)
口先だけです。こんなの。
就活生が企業に求めるポイントは、給与の良さと、ほどよい休日数、といった労働条件だけです。
実際、有能な就活生は、その点しか眼中に入れません。
「労働の喜び」だとか、「仲間との信頼関係」、だの二の次です。飯のタネにならないですから。
更に、確かな給与と休日さえあれば、多少の苦難、気になりません。(断言)
言い換えるならば、苦難に見合った適切な給与があれば、人は納得するものです。
その点をはき違えているのが、俗に言う「ブラック企業」なんですよね。
「お客様の喜びが社員の喜びです。」なんて、ちゃんちゃらおかしいです。
こんな言葉に毒されるのが「社畜」への入り口と言えるでしょう。
教師なんかもそうですね。
「子供の健全な成長のため」とか掲げていますが、実際は日々の授業に加えて、休日返上の部活動、ひいては、本来保護者が行うべき子供へのケアなど、全て教師任せなのが現状です。
そんな環境に置かれているんだから、教師はどんどん消耗していきますよ。
私の同級生にも、死んじゃいそうな人がいます。
そんな精神状態に置かれている人が、子供の健全な成長に寄与できるとは、到底思えませんがね。
もとい、
労働による精神的充足なんぞは、労働の対価たりえません。たかが付加価値です。
適切な給与こそが、労働の対価たりえるのです。(これ名言、というか真理)
現状、就活現場は圧倒的に就活生有利の状態です。
「説明会に誰も来ない、内定者がいない。」などと泣きごとを言う前に、
労働条件を見直してみてはいかがでしょうか。
まぁ、結局何が言いてぇか。
人財呼ばわりすんなら、給料もっとだせや!
…ってぇことだわな。
…まぁ、そううまくはいかねーもんなんだろうねぇ。
以上、自分の就活の失敗への当てつけでした。
スッキリしました。
自分と同じ轍を踏む若者が少しでも減れば、幸いです。
では。